福の子が 14才で 姫をお嫁にする という噂話を聞いた 王様は 怒って 福の子を 箱に入れて 川に流す。水車小屋の 夫婦に 育てられた 福の子は 14才の時 あの王に 出会ってしまう。この子を殺せという手紙を 持たせて 城に向かわせる途中 泥棒たちが 哀れに思って その手紙を 結婚させろという内容に すり替える。王は 鬼の頭の 金髪3本 取ってきたら許してやる と言ったので 鬼の棲み家に 向かったところ 鬼母が 福の子を 蟻に変えて スカートのひだに かくまってくれたので 酒井戸が 涸れたのは 蟾蜍のせい 金のリンゴが 実らなくなったのは 鼠のせいと わかり 金を 背中に積んだ 四匹の 驢馬を 御礼に もらって お城に 帰ってきた。王様は うまいこと 追放された。鬼親が 鬼子から 福の子を 助けるあたりには 苦笑した。筋立て(プロット)が 精緻であり 感心した。