ハツカネズミと小鳥と腸づめの話
ハツカネズミとことりとちょうづめのはなし
分量:約6分
書き出し:むかしむかし、ハツカネズミと小鳥《ことり》と腸《ちょう》づめがなかまになって、一家《いっか》をもちました。長いあいだ、みんなはいいぐあいになかよくくらして、財産《ざいさん》もだいぶこしらえました。小鳥のしごとは、まい日森のなかをとびまわって、たきぎをとってくることでした。ハツカネズミは水をくんで、火をおこし、おぜんごしらえをする役《やく》めです。それから、腸《ちょう》づめは煮《に》たきをすることに...