石川欣一
どうしても題名に惹かれてしまい、読んでみたがとても良かった。確かにそうだなぁ、と思わざるを得ないと私は思う。
語り口がサッパリとして気持ちよく、話が面白い。 元々東大の英文学専攻だが中退して、卒業したのがプリンストンという経歴も颯爽としているが、それが明治の昔の話で、戦後に東京出身だが大阪毎日の記者になって活躍したというのもこの人の語り口のサッパリさと行動力と面白さの所以かもしれない。 特にどうと言うことはないエッセイだが味がある。