梅崎春生
台湾の 花蓮(かれん)港から 台北に 向かう 車中で やっとの思いで 弁当を 手に入れて むさぼり食い それでも 足りない。 車窓に 見かけた 亀山島まで 食いたくなったという 下りには 吹き出した。
空腹は最高のスパイス。
腹が減っており頭がくらくらしているのになかなか弁当売りに出会わないもどかしさ もっとたくさん食べたいのに周りの目が気になるという気持ち 分からなくもない お腹が空いたらろくなことを考えないものである 空腹あっての記憶に残る美味