村松梢風
鎌倉時代に 宋の船が 三浦半島の金沢に 持ってきたので 金沢猫とも呼ぶ。去勢手術の失敗で 親猫が死んだ時は 大声で 慟哭した。他には 長男と愛人の死の時も 泣いた。魚だけで育てたので 習慣性が強いこともあり 鎌倉の魚は食べるけど 東京湾の魚は 食べないという。家猫の味覚は 日本人より優れていると 自慢する。今は 缶詰中心だろうから 豪勢なものだと感じた。
猫メインのようだが、作者の人間性もところどころ伺える。
これは立派な猫奴隷