「猫料理」の感想
猫料理
ねこりょうり
初出:「あまカラ 10月号 第八十六号」甘辛社、1958(昭和33)年10月5日

村松梢風

分量:約5
書き出し:私の家には現在猫が十匹いる。どうしてそんなに猫がふえたのかというと、今から七年ほど前に一匹のメス猫が私の家へ舞い込んでお産をした。それを発見してあわてて魚屋の若い衆を頼んで子猫を海に棄ててもらった。親猫も飼うつもりはなかったが、お産をしたばかりだのにすぐ追い出すのもかわいそうだと牛乳をやったり魚をやったりしているうちに、彼女が居すわってしまったのだった。もともとどこかの飼い猫であったのが、飼い主が...
更新日: 2020/11/30
19双之川喜41さんの感想

 鎌倉時代に 宋の船が 三浦半島の金沢に 持ってきたので 金沢猫とも呼ぶ。去勢手術の失敗で 親猫が死んだ時は 大声で 慟哭した。他には 長男と愛人の死の時も 泣いた。魚だけで育てたので 習慣性が強いこともあり 鎌倉の魚は食べるけど 東京湾の魚は  食べないという。家猫の味覚は 日本人より優れていると 自慢する。今は 缶詰中心だろうから 豪勢なものだと感じた。

更新日: 2020/07/30
25e74565f5a5さんの感想

猫メインのようだが、作者の人間性もところどころ伺える。

更新日: 2020/06/11
8bcdbadeb458さんの感想

これは立派な猫奴隷