壺井栄
雙之川喜1941 小豆島の 季節の 小魚は 本当に 美味そうで わたしの 亡くなった 母親は 厚岸の 網元の 娘なので そのせいか すぐにでも 食らいつきたい 気がしてきた。かならず きっと いつか 小豆島を 訪れたいと 感じた。
貰い子に対し、壷井さんは何と率直なことか。 きれい事の無い素の想いが、却ってその時代を浮かび上がらせる。嘘偽りの無い人柄がひしひしと伝わって来る。 大地に根差して生きて来た人なのだ。