「九年母」の感想
九年母
くねんぼ
初出:「あまカラ 8月号 第六十号」甘辛社、1956(昭和31)年8月5日

青木正児

分量:約7
書き出し:明治二十五年の春、私は赤間関《あかまがせき》(今の下関)文関尋常小学校に入学した。たしか二年の修身の教科書に「九年母《くねんぼ》」という話が載っていた。田舎の子供が母から九年母を親戚に贈る使いを言いつけられて、途中風呂敷包を開けてみると九個ある、一個食べておいて、「八年母を差し上げます」と差し出したという話。私はなぜかその話が面白くて、今でもその挿図の子供の姿が眼に残っている。私は九年母が好きであ...
更新日: 2024/06/07
たかしまみゆきさんの感想

逆に子供の頃まずかったものは何でも不味く感じるのか

更新日: 2024/05/07
19双之川喜41さんの感想

 題意は 柑橘類の 一種のようだ。幼少のころ 食していたので 九(八)年母に 肩入れするけど いうほど 美味では ないらしい。過ぎたことは 美化しがちであり 柑橘類の 品種改良は 我が国では 目覚ましい ものがあり 想い出の 味と いうことになろう。