「ブイヨン・ドンゾール」の感想
ブイヨン・ドンゾール
ブイヨン・ドンゾール

――十一時の肉の煮出し――

――じゅういちじのにくのにだし――初出:「あまカラ 4月号 第一五二号」甘辛社、1964(昭和39)年4月5日

滝沢敬一

分量:約8
書き出し:昔々もその昔、妹が赤十字病院にはいっていた時分、外来の見舞客には特別の食堂があり、切符で注文すれば同じ値段で洋食か和食があり、こっちのほうがおいしかったのを思い出す。フランスの病院では食事などできる制度は全くない。大学病院の訪問時間は、病人の世話がやけず、一ばん医者や看護婦の邪魔にならない正午から午後三時までに限られる。もっとも産科では昼間働いていて、そんな暇のないあわれな亭主にだけ六時半から一時...
更新日: 2020/03/02
4c173e31fbcdさんの感想

おそらく今も不要な患者には毒を盛られているような気がする