「おるすばん」の感想
おるすばん
おるすばん
初出:「少女の友」実業之日本社、1943(昭和18)年6月

壺井栄

分量:約16
書き出し:一生まれた時から和子はおじいさん子でした。そんな小さい時のことなど、知ろうはずはないのですが、おじいさんの話を聞いていると、まるでおじいさんに育てられたような気がするほど、おじいさんは、和子の小さい時のことを知っていました。和子のことをカ子と呼び、「カ子が小さい時にのう。」と語りだすと、きょうだいのない和子は、ひとりっ子のさびしさを忘れて、おじいさんの語るカ子という子供が和子自身ではなく、どこか遠...
更新日: 2022/08/15
鍋焼きうどんさんの感想

自分の小さい頃の話をしてくれる人がいることは幸せだと思う。その時の記憶があっても無くても感慨深い。

更新日: 2022/05/25
19双之川喜41さんの感想

 「二十四の瞳」の女先生の お嬢さんは 船員をしていた父親が 遠くから 日本の 各港に 戻ってくると 母親と 共に 寄港地に 会いに行くのが 慣わしと なっていたけど 母亡きあとは 娘さんを 寂しがらせないために 父は 陸の仕事についた。運悪く 徴用された父は まえのように 船で 働く はめとなり 娘は また お留守番を しなくては ならなくなる。しばしの 幸せな暮らしに 不穏な影が さしてきたと 想った。

更新日: 2022/05/24
acf6f4ff1b74さんの感想

おじいさんの孫への想い、主人公の父母への想いがしみじみと伝わります。

更新日: 2022/03/05
9178f99c3c32さんの感想

大変読みやすかっです。

更新日: 2021/12/24
阿波のケンさん36さんの感想

心温まる作品です。クリスマスイヴに読みたい作品です。