「恐怖の正体」の感想
恐怖の正体
きょうふのしょうたい
初出:「ヒッチコック・マガジン 第四巻第四号」宝石社、1962(昭和37)年3月1日

山川方夫

分量:約12
書き出し:——だから、私は屍体なんかこわくはないっていったんだ。私には、人間の生命ってやつが不気味なんだ。なにをしでかすかわからないし、それはおそろしく、むごたらしく、奇怪で、醜悪なものだ。私のこわいのは、それだ。……まえまえから、私は、ただそのことだけをいいつづけてきたんだ。喉ぼとけの突き出た瘠《や》せた若い男は、そういうとコップの水を一息に飲んだ。彼は小柄で、負けた犬みたいなおどおどとした目つきをしてい...
更新日: 2022/04/24
鍋焼きうどんさんの感想

ちょっと読むに堪えない。【注意】

更新日: 2021/09/25
いちにいさんの感想

検死官と火葬場の死体焼係の会話 死体など怖くない。生きている人間の方がよほど怖い。と言って、検死官から殺された死体の写真を見せられ、からかわれた死体焼係の男が彼を殺してしまう。最後の台詞。生きてる人間が怖いから、死体は怖くないから。殺した。

更新日: 2021/09/17
decc031a3fabさんの感想

変な奴に付き纏われてしまった不幸な話。向こうの彼は生きている人間こそ恐いって最後の最後で知ったのか?それとも自分も屍体になれたって強がるのか。

更新日: 2021/09/15
aa6a51b674beさんの感想

屍体ではなく生きた人間が怖いという主人公の語りが共感はできなくとも魅力的に見える。奇妙で怪しく得体のしれない感じが良い。