「私達が あまりに 速読(そくどく)し 又は あまりに 遅読(ちどく)すれば 何も 解るまい。」 文章を 能率良く 理解するのには もしかしたら 適正(てきせい)な 標準的な 読破速度(どくはそくど)のようなものは あるのかもしれないと 感じたけど もちろん 個人差は かなり 大きいであろう。また アメリカの 大統領は 就任後 膨大(ぼうだい)な 決済書類(けっさいしょるい)を 処理するために 速読術の 訓練を 受けることが あるらしいと きく。トランプは この訓練に 成果を あげられなかった 唯一の 大統領と 揶揄(やゆ)されたそうだが 真偽のほどは 知るすべもない。これに対して 中勘助(なかかんすけ)の 「銀の匙」(ぎんのさじ)を 一年間 かけて ゆっくりと 熟読玩味(じゅくどくがんみ)する 「遲読(ちどく)」で 名を挙げた 進学校も 知られているらしい。読み手としては 各自の 適正な 読解速度(どくかいそくど)を 知っておくと 便利かもしれないと 想った。