「探偵小説作家の表現力」の感想
探偵小説作家の表現力
たんていしょうせつさっかのひょうげんりょく
初出:「探偵作家クラブ会報 第六四号」探偵作家クラブ、1952(昭和27)年9月1日

佐藤春夫

分量:約4
書き出し:この間一人の客の話に、先日探偵小説家の年間作品集を通読して巻末に附録した井上靖氏の一作に及んで井上氏の表現力と他の探偵小説家のそれとの雲泥も啻ならぬ差違に唖然とした。井上氏のその作は同氏としてはむしろ出来の悪いものであつたのに、なまなかそれが附録されてゐたために折角の探偵小説作家諸氏の作品が見劣りしたのは惜しい。といふのであつた。自分はこの頃久しく探偵小説を見ないでゐるし、その年間作品集も見てゐな...
更新日: 2024/04/22
19双之川喜41さんの感想

 探偵小説家には 異常な 筆力と 博識が 必要とする。ポーの 奇想 含蓄ある 心的な 筆致 ドイルの 滋味あふれる 展開を 目指すべき 例と する。春夫は 大方は 構想 倒れ なのが 歯痒いと 感じるので あろう。

更新日: 2024/04/21
8eccbdaa1729さんの感想

短く簡潔に述べられていた。それを表現するにも筆者の筆力が必要であると思った。