「大船駅で」の感想
大船駅で
おおふなえきで
初出:「キング 第二卷第七號」1926(大正15)年7月号

萩原朔太郎

分量:約4
書き出し:例年の如く詩話會の旅行をする。一時二〇分大船經過の列車で行くから、同驛にて待ち合せよといふ通知が佐藤惣之助君からきた。丁度旅行に出たいと思つてゐた矢先なので、早速同行することに決心した。旅行の樂しさは、しかし旅の中になく後にない。旅行のいちばん好いのは、旅に出る前の氣分にある。『旅に出よう!』といふ思ひが、初夏の海風のやうに湧いてくるとき、その思ひの高まる時ほど、實際に樂しいものはないだらう。旅行...
更新日: 2021/05/11
いちにいさんの感想

新幹線が未だ無き時代の話 大船→明石行の列車? イメージ出来ない 朔太郎以外は東京組か? 戸塚ではなく大船と言うのがミソなのか? 大船で待つ朔太郎は皆に存在を忘れられてしまう 犀星が辛うじて思い出す 朔太郎拗ねる しかし、旅が気まずい関係性を浄化する