「歳末に近き或る冬の日の日記」の感想
歳末に近き或る冬の日の日記
さいまつにちかきあるふゆのひのにっき
初出:「新潮 第二十五年第四號」1928(昭和3)年4月号

萩原朔太郎

分量:約3
書き出し:詩人協會の用件にて高村光太郎氏を訪ふべく、前夜福士幸次郎君と約束がしてあつたので、萬世驛のミカドで待合せをする。時計は午後一時五分前、約束より五分早く、福士君はまだ見えてゐない。福士君については從來深く交際したことがないので、實際の人物はよく知らないけれども、噂によれば言語道斷のズボラもので、時間の觀念など全くない人のやうである。今日もことによると、約束のことなど忘れて居るかも解らない。少々心細く...
更新日: 2020/12/31
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