「私の処女出版」の感想
私の処女出版
わたしのしょじょしゅっぱん
初出:「東京新聞 夕刊」1954(昭和29)年7月7日

小山清

分量:約1
書き出し:私の処女出版、と言つてもそれはついこなひだのことである。丁度一年まへに、私は初めて、「落穂拾ひ」といふ貧しい小説集を出した。そして私は分不相応な好意を受けた。けれども、好意といふものは、本来さういふものなのであらう。道ばたの雑草に露が降りるやうな。私もまた、これまでに書いたものは、みんな不満である。けれども、愛着といふことは、これはまた別であらう。私は、この本の中にある作品のどれにも、愛着を持つて...
更新日: 2024/12/31
65c8aadc88adさんの感想

川喜 「落穂拾い」 撰集「わが師への書」 「聖アンデルセン」 故太宰治「歯の下駄」 井伏鱒二「落穂拾い」 亀井勝一郎諸氏が 誉めてくれたようだ。14:03

更新日: 2021/10/06
阿波のケンさん36さんの感想

作者は薄幸の文士と言われている。処女出版は嬉しくも他の先輩作家への感謝が綴られている