山本周五郎
周五郎先生は 巨大旅館で 方向を失い 同行の編集者の 名前を 連呼しながら 館内をうろつき回り 池の蛙から 馬鹿にされたと 主張する。方や 家族的な 旅館の 浴衣を 褒めたところ 見送りに来た 宿の 人が 車で 浴衣を 取りに戻り 土産がわりに 持たせて くれたと 自慢げに 話す。面倒臭い 性格の お方と 拝察した。