昭和20年8月と言えばまさに終戦と同年同月。 決戦期と書かれていることから、終戦直前に書かれたものでしょうか。
肉食が広まる前、米と野菜しか食べてないのに逞しく力強かったと聞きます。 食生活に合わせて身体が作られているのですね。
合戦や 籠城の ときに どうやって 飢えを 凌いだのか。三河の 大名 水野は 日頃から 焼き味噌 菜汁 香物と 決めていた。また 佐倉の 領主 堀田は 日頃から 薭飯を 食していた。武家は 常の 耐貧 質素な 食生活を 有事に 備えて 続けていた。もちろん あらかじめ 倉に 塗り 込めて 置いた 味噌などが 助けには なったりしたけど 貧乏飯に 慣れておくのが 嗜みと されたようだ。
忙しい日常で忘れがちだけどいつどんな時でも楽しむことや工夫することは忘れたくないなとハッとさせられた。 なんでもすぐ物が手に入る現代だからこそ、少し足りないくらいの物で応用できるのは心が豊かなのかも。とはいえ、不便な時代には戻れないとも思う。
普段の食生活を質素にすることで窮地に立たされたときに耐えられるように、生活する。武士道とは厳しいものですね。食は生きる原動力でありながら武士道を優先する。昔の人の精神性と現代の精神性は異なるものですね。
耐乏の生活を楽しむ…。 この当時の作品らしく良いと思いました。