「堀口さんとメドック」の感想
堀口さんとメドック
ほりぐちさんとメドック
初出:「朝日新聞」1952(昭和27)年10月

山本周五郎

分量:約2
書き出し:昭和二十年の五月だと思うが、ある人を介して堀口九萬一さんからお招きをうけた。私の愚にもつかないものを読んでおられて、そこで会いたいといわれるのである。酒が不自由だろうから来れば飲ませてやる、という付帯条件もあった。お断わりをすると(中に立った人の口車かもしれないが)しからばこっちからゆくといわれるそうで、それでは恐縮でもあり敬老精神にも反するので、防空服装でもって恐る恐る、小石川の高台にあるお邸《...
更新日: 2025/12/17
艚埜臚羇1941さんの感想

  酒が 容易には 手に入らない 頃 周五郎は 高級酒に 釣られて 外交官あがりの 堀口氏と あいまみえる ことになった。氏は 語学力は 勿論のこと 仏文学にも 造詣が 深く 創作上の 啓発を 受けるようなことが あったかもしれない。その昔 松本清張は 文材に 行き詰まると 編集者が 探し出してきた 特異な 体験者から じっくりと 話を聞き 辛抱強く メモをとる ようなことは 普通に あったと されている。山本が 高級酒に 目が 眩んだ だけかは 誰にも わからない。仕込みが あるから 作品が できるような ことは なかったとは 言えないと 感じた。 

更新日: 2025/11/07
74d8190a5f45さんの感想

これから怒られるっていうお話ですか??