「狐と猫」の感想
狐と猫
きつねとねこ

グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール

分量:約3
書き出し:猫が森のなかでお狐さまに行きあったことがありました。「きつねは、りこうで世慣《よな》れてる、世間《せけん》でたっとばれてる」と、こう考えたので、猫は、あいそうよく狐に話しかけました。「おきつねさま、今日《こんにち》は!ごきげんいかがですか、ご景気《けいき》はいかがですか、せちがらい世の中になりましたが、おきつねさまは、どんなお生活《くらし》をなすっておいでですか」狐は、それはそれは威張《いば》りく...