織田作之助
「死んだ人間にしてやれることは、約束を守ることだけ」重い言葉だ。
新婚の夜 二人で 蚊帳を吊った。新妻は 不治の病で 亡くなり 後妻も 同じ病で 苦しんでいる。街で拾った女の 体には 部屋に 蚊帳が 吊ってなかった こともあり 指一本 触れなかった。控えめな 詩味があると感じた。
昔の小説は、本当によく人が死ぬものだ。肺を患う。しかも、3人ともだ。生よりも死が身近なのだ。嘘臭い。全くもってペテンだ。人間って奴はもっと頑丈だ。そんなに簡単には死なない。夫婦の縁は意外に強いものぞ❗️