「酒に就いて」の感想
酒に就いて
さけについて

萩原朔太郎

分量:約13
書き出し:酒といふものが、人身の健康に有害であるか無害であるか、もとより私には醫學上の批判ができない。だが私自身の場合でいへば、たしかに疑ひもなく有益であり、如何なる他の醫藥にもまさつて、私の健康を助けてくれた。私がもし酒を飮まなかつたら、多分おそらく三十歳以前に死んだであらう。青年時代の私は、非常に神經質の人間であり、絶えず病的な幻想や強迫觀念に惱まされてゐた。そのため生きることが苦しくなり、不斷に自殺の...
更新日: 2021/05/19
0fe376093dc0さんの感想

単純かつ痛快、呑兵衛にとっては百万の味方を得た意だ。しかし朔太郎が夭折している事を思えば、長生きを望む諸兄はひと摘みの塩をふって読むべきかもしれない。ともあれ、乾杯。

更新日: 2021/05/11
いちにいさんの感想

酒呑みの詩だ。 その通りだ! 酒を呑まぬ輩は何のために生きてるのか? 別人格になることも処世術。 麻薬だ! コロナで禁酒 死んだも同然。