心打たれた
純愛の詩だ。
彼女の彼を愛する気持ちが非常に伝わった。そんな彼女が愛した彼はどんなに素晴らしい人だったのか知りたくなった。再婚したとしても想い続けられる彼が羨ましいと感じながらも、罪な男だと思った。
私的に。 読み終えて、ああ、すべては終わったのだな。という安堵の溜息をついた、サッパリとした気持ちになれた復活の書でした。「わたし」或いは女性の悲嘆や絶望からの魂の死、そして滅亡と肉体の死に至るまでを「男」は深く深く、深く、詳細に「女」を説明し、ともに傷心したかのように重ねることもできる洞察と、その洞察する「男」と私が対話して重ねるナラティブがあった。 自分語りの回想録(自分以外のひととの確かな語りがあったのかも知れず)として活用しました。良かった。また、歩き出せる 男性の視点、男性の立場、男性の熱情、男とは といった言い尽くせば激情という、女の根底に突き刺さる情熱の、愛する女性に捧げるラヴレター。 「賜りました、共に歩いていただけますか、これからを、ひとつの愛で」 こんな私小説を感想によせて結びます。 ありがとう 思い出の書となりました。