「妻」の感想
つま

アーヴィングワシントン

分量:約21
書き出し:深海の宝の貴さも、女の愛につつまれた男のひそかな慰めには及ばない。ただ家に近づくだけで、わたしは幸福の気配を感ずる。結婚はなんと甘美な香りをはなつものか。菫《すみれ》の花壇もそれほど芳《かぐわ》しくはない。——ミドルトンわたしはしばしば機会があって、女性が忍耐強く、抗しがたいような逆境にたえてゆくのを見たことがある。男性の心をひしぎ、一敗地にまみれさせる災難が、女性の場合には、かえって全精力を呼び...
更新日: 2024/04/10
19双之川喜41さんの感想

 ぞっこん 妻に 惚れ込んでいる 大金持ちが 投機に 失敗して つましい生活を 余儀なくされた。その後 昔日の 隆盛を 取り戻して見ると 存外 落ち目の暮らしが 幸せな 時期であったことに 気がつく。妻に 生活の 危機を 打ち明けられず 悶々とする 気持ちの 動きが 丁寧に 描かれていると 感じた。

更新日: 2022/04/07
阿波のケンさんさんの感想

日本の昔話だな。貧乏になっても夫を慈しみ支える妻はほぼいないな。現実は金の切れ目が縁の切れ目だな。