「ジョン・ブル」の感想
ジョン・ブル
ジョン・ブル

アーヴィングワシントン

分量:約30
書き出し:年よりの年経た頭につくられた一つの古い歌がある、年とった立派なだんながありまた、大きな地所をもっていて、広い広い古邸《ふるやしき》、そこで気前のよい暮らし、門では年より門番が貧乏人を助けてた。古い書斎はかたくるしい昔の本でいっぱいだ、偉い牧師は年よりで、一目でそれとすぐわかる、食堂の御馳走《ごちそう》運ぶその窓の戸なんぞこわれて取れている、年経た厨《くりや》に年経たコック、その数全部で六人だ。お宮...
更新日: 2024/04/10
19双之川喜41さんの感想

 ジョンブルは 英国の 大多数の人間の 特徴を 擬人化した者の ようである。彼は 明け透けで 露骨な 振る舞いを 好むとされる。また 詩的な情緒に 些か 欠けているけれど 彼は 散文的な感覚には あふれているとされる。意地悪爺さんは いよいよ高齢化に 直面してこそ 落日の尊厳にも似た 振る舞いが 期待されるけど とても無理だと思ってしまうのである。