有島武郎
寝床はぬるみがあって安火より暖かいことが私の足元に触れる 静寂な情緒と安心した温暖さが心にあった。きれいな言葉です。
蝦夷富士は 鋼鉄のような 空を 断ち割って 日の出る方の 空間に そそり立っている。牧場の秋は 山葡萄の葉の 縮れとともに 訪れる。北海道の 季節のうつろいは 清冽なものがあると 感じた。
おそらく北海道羊蹄山の近くにあった有島農場の秋の一コマと思われる。厳しい自然が描かれている。