双喜 荷風は 自慢したいわけではないと はにかむ。二度ばかり 落第したので どうしても 友達は 普通の人の二倍となる。木犀の かおりが 引き金となって 突如として その頃の記憶が ありありと 再現される。落第の効用は 斯くも 絶大なる 効用が あるのには 感心した。私どもも 頑張って 落第するように こころ がけよう。18:39
出て来る人が凄い
中学に新しく赴任してきた校長は、羽織袴で、同じく木綿ではあるけど羽織袴を着けた三人の男達と共に、檀上に現れた。名だたる嘉納治五郎であった。シルク帽に見慣れた生徒達の度肝を抜かれた事であろう。治五郎の張り切りぶりが目に浮かぶと感じた
氏が通っていた中学の校長に加納治五郎氏(初代柔道家)が赴任してきたり同級生に岩崎小弥太(三菱の創始者、弥太郎の甥)氏、その他私は存じ上げないが有名人だらけと言ってもよい。当時の東京の中学って凄かったんだな!