しりに 敷かれた じじいの 晩年の 慰めは 老妻が あの世に 旅だった ことで あったようだ。あまり 赤裸々に 喜んでいる 風を 表すと 殺したのかと 嫌疑を かけられるので 悦びの 感情を 押し殺すのに 細心の 注意を はらった。老人達の 生態が 巧に 描かれている。面白いかも しれないと 感じた。
悪妻から 手酷い 仕打ちを 受けていたので 数十年ぶりに 帰郷したとき 妻が 亡くなっているのが 大きな 慰めと なった。徐々に 社会復帰を果たし 辺りに 馴染んで いくことになる。ユモアと 皮肉に 充ちた 文章が 愉しいと 感じた。