「オリムピヤ選手予選」の感想
オリムピヤ選手予選
オリムピヤせんしゅよせん
初出:「冒険世界」博文館、1911(明治44)年12月1日号

長瀬金平

分量:約3
書き出し:明治四十四年十一月十九日!我が大東の健児が近く世界の体育競争場裡に於て鉄脚の勁《つよ》さを試すべく、東京府下羽根田の運動場に於て国際予選の大競走を行つた日である。此日密雲低く垂れて寒気|凛烈《りんれつ》、男性的競技に持つて来いの天気、四周の観覧席は立錐の余地なき盛況を呈した。午前九時用意全く成る、羽根田原頭を見渡せば雪白の布を以て劃せる発走線《スタートライン》には前日の予選に天晴先着の名誉を得た優...
更新日: 2022/03/27
6a34fa245886さんの感想

NHK大河ドラマ「いだてん」に出て来た、ストックホルムオリンピック に参加するための選手選考会の様子について書かれた文章だが、日本人が始めて参加することになるし、スポーツメディアが今ほど発展していなかったから、それほど注目されていなかったのではないか?

更新日: 2021/12/06
decc031a3fabさんの感想

これがオリンピック予選の始まり。金栗だけではなく佐々木正清、井手伊吉の他、三島弥彦や明石和衛、泉谷祐勝と陸上やスポーツ界、実業界にまで名をはせて、日本近代史を支えた人達が記録されている。世界記録だって声も上がるくらい盛り上がったから今後に繋がったんだろうし、もちろん準備があったからこそと言えるだろうな。