「にぎり飯」の感想
にぎり飯
にぎりめし
初出:「中央公論 第六十四年第一号」中央公論社、1949(昭和24)年1月1日

永井荷風

分量:約19
書き出し:深川古石場町の警防団員であった荒物屋の佐藤は三月九日夜半の空襲に、やっとのこと火の中を葛西橋近くまで逃げ延び、頭巾の間から真赤になった眼をしばだたきながらも、放水路堤防の草の色と水の流を見て、初て生命拾《いのちびろ》いをしたことを確めた。しかしどこをどう逃げ迷って来たのか、さっぱり見当がつかない。逃げ迷って行く道すがら人なだれの中に、子供をおぶった女房の姿を見失い、声をかぎりに呼びつづけた。それさ...
更新日: 2022/03/18
f739601db10dさんの感想

結婚ってこんな風に決まるものなのかもしれないな。

更新日: 2022/03/12
78c157779502さんの感想

↓東京大学物語!

更新日: 2022/03/10
3afe7923d6ecさんの感想

以下は、「感想」というよりも「感慨」。 個人的なつまらない思い出話なので、あえて読む必要なし。 高校生の時に、ある女の子と付き合い、お互い結婚まで考えるまでに思い合った。 ふたりで駆け落ちして、どこか知らない町に一緒に行こうと彼女は言ったが、自分は、せめて高校くらいは卒業しておかないと、将来不利だから、まず卒業しようと提案した。 年が明ける頃には、彼女と行き違いが多くなり会えないまま、そのうちに彼女が東京の有名大学に合格したことを人づてに聞いた。 それ以来、彼女は自分を避け、自分も別の理由で避けた。 彼女は、黙って故郷を去って行った。 浪人した自分は、次の年に東京の私大に合格した。 生活費を稼ぐためにコンビニでバイトをしていたある日、店の前にスポーツカーが止まり、かっこいいお兄ちゃんがド派手な美女にまとわり付かれて、笑いながら入店してきた。 それが彼女だと、すぐに分かった。 不自然な緊張した仕草から、彼女もこちらの存在に気がついたと思う。 かっこいい兄ちゃんは、急に距離をとって、よそよそしくなった彼女を不審げに見返しながら、また、スポーツカーに乗って走り去って行った。 これが、我が「にぎり飯」であります。 分かるかな?