「おくのほそ道」の感想
おくのほそ道
おくのほそみち

04 解説

04 かいせつ初出:「おくのほそ道」岩波文庫、岩波書店、1957(昭和32)年2月25日

杉浦正一郎

分量:約26
書き出し:芭蕉の生涯芭蕉は寛永二一年(一六四四)伊賀上野赤坂町に、松尾與左衞門の二男として生まれた。松尾家は與左衞門の代に柘植から上野に移り、手習師匠を家職としていたという。芭蕉の幼名は金作、長じて甚七郎、別に忠右衞門とも稱した。十歳の頃、藤堂家の侍大將藤堂良精に召されて、その嗣子良忠に近侍した。良忠は芭蕉と同年輩で、俳諧を北村季吟に學び俳號を蝉吟と稱したが、芭蕉も主君とともに俳諧をたしなむようになった。彼...
更新日: 2025/05/22
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  芭蕉ニ十一歳の作。姥桜(うばざくら)咲くや 老後の思い出  月ぞしるべ こなたに入らせ 旅の宿。  享年五十一歳 辞世の句。 旅に病んで 夢は  枯れ野を かけめぐる。絶え間 無い推敲により 元禄時代の いわば 文学紀行を めざしたという。