「老人」の感想
老人
ろうじん
初出:「オール読物 第五巻第七号」文藝春秋新社、1950(昭和25)年7月1日

永井荷風

分量:約14
書き出し:臼木は長年もと日本橋区内に在った或《ある》病院の会計をしていた時分から、株式相場にも手を出し、早くから相応に財産をつくっていたが、支那事変の始ったころ、年も六十近くなったので、葛飾区|立石町《たていしまち》に引込み、老妻に釣道具と雑貨とを売らせ、自分は裏畠に花や野菜を栽培したり、近くの中川や江戸川へ釣に出たりして老後の日を楽しく送っている。忰《せがれ》が一人、娘が一人あったが、忰の方は出征すると間...
更新日: 2024/01/31
4a42e80088ccさんの感想

今からすると人生五十年という諺の通りだった一昔前の時代の平凡な男の人生。しかしそんな彼も大きな悲しみを乗り越えて生きてきたのだと感じますね。

更新日: 2024/01/03
8eb05d040692さんの感想

老人の日常を書いた作品。盛り上がりもないけど、こういうの嫌いじゃないです。