「学生時代の久米正雄」の感想
学生時代の久米正雄
がくせいじだいのくめまさお
初出:「新潮」1918(大正7)年9月

菊池寛

分量:約6
書き出し:高等学校に入学すると間もなく教室で、自分の机の直ぐ傍に顔のやゝ赤い溌剌たる青年を見附けた、その青年はASAKAと云ふ字を染めぬいた野球のユニホームを着て居たので、少からず我々を駭《おどろ》かしもすれば、笑はせもしたものだ、さうした稚気がその頃の久米には可なりあつた。其処がまた久米の可愛い所ではあつたが。間もなく久米はそのユニホームを脱いだ事は脱いだが、そのユニホームのお蔭で二三度野球部の選手達の為...
更新日: 2023/03/07
19双之川喜41さんの感想

 菊池寛と 久米正雄は 大学の 寮が 一緒だったので 記念祭の 余興に出ると 慰労金二円が 貰えるので 久米の脚本で 小遣い稼ぎを 狙ったけと 久米の脚本なるものは 不発に 終わった。仕方なく 狂言(鎌腹)を 演じたが 上手く いかなかった。とっさに 狂言を 真似事としても やってみせるのは 凄いと 感じた。