「ペンクラブと芸術院」の感想
ペンクラブと芸術院
ぺんくらぶとげいじゅついん
初出:「新潮 第五十四巻第七号」新潮社、1957(昭和32)年7月1日

正宗白鳥

分量:約11
書き出し:今秋ペンクラブの世界的大会が日本で開催されるのである。それについて、私は昔の微々たるペンクラブ発生の頃を思出した。私は島崎藤村逝去後にペンクラブの会長に推薦され、終戦まで一年ばかりその名誉ある地位に身を置いていたのである。私が会長になるなんて可笑しな事なんだが、確かに会長であった。会員中の有力者が会合のたびに会の運転について意見を述べて、私は殆ど盲従していたのに過ぎず、甚だ権威が無かったが、兎に角...
更新日: 2022/10/30
阿波のケンさんさんの感想

ペンクラブのいい加減さと芸術院の丁寧な反面の煩わさを描いている。