「現代語訳 平家物語」の感想
現代語訳 平家物語
げんだいごやく へいけものがたり

12 第十二巻

12 だいじゅうにかん初出:「世界名作全集 39 平家物語」平凡社、1960(昭和35)年2月12日

作者不詳

分量:約50
書き出し:重衡被斬《しげひらのきられ》本三位中将重衡は、伊豆の狩野《かのの》介宗茂の許に預けられたままになっていたが、南都の大衆が、しきりに、その処分を迫ってきているので、頼朝としてもそのままにしておくこともできず、源三位入道|頼政《よりまさ》の孫、伊豆蔵人大夫頼兼が守護して、奈良へ連れて行くこととなった。都へ入ることは許されなかったので、大津から山科《やましな》、醍醐《だいご》を通ることとなった。この道筋...
更新日: 2022/12/21
19双之川喜41さんの感想

 十四-五歳頃になった 六代御前は 三位禅師として 高雄の奥で 修行に 励んでいたけど 鎌倉筋の 疑念は 容易に 晴れるわけもなく 田越川で 岡部泰綱の 手にかかって 生涯を 終えた。ここに 平家の 血筋は 完全に 途絶えることになる。寂寞とした 無常感を 感じた。