「現代語訳 平家物語」の感想
現代語訳 平家物語
げんだいごやく へいけものがたり

10 第十巻

10 だいじっかん初出:「世界名作全集 39 平家物語」平凡社、1960(昭和35)年2月12日

作者不詳

分量:約79
書き出し:首渡し一の谷の合戦で討たれた平家一門の首が都に帰ってきたのは、寿永《じゅえい》三年二月七日である。この噂《うわさ》を伝え聞いた平家の縁者たちは、一体誰の首が帰ってくるのだろう、自分にゆかりのある者でなければ良いがと、夜もろくろく眠られない始末である。まもなく、首といっしょに一人|生捕《いけど》りになった三位《さんみの》中将も帰って来るという噂がつたえられた。この噂に心を痛めたのは、小松三位中将|維...
更新日: 2024/05/06
19双之川喜41さんの感想

 斎藤滝口時頼(たきぐちときより)は 19歳の時 13歳の 身分の 高くはない娘と 良い仲になるけど 父親に 反対され 滝口入道と 名を 改めて 聖となる。女 横笛は 教養が 邪魔するようなことは ほとんど無いようで 修行中の 入道を 追いかけて 寺から 呼び出すけど 彼は 応じずに 更に 深い山奥での 修行をするべく 逃げ去る。未成年者の 色濃恋い沙汰は 時に 衝動的なのが 痛いと 感じた。