04 第四巻
作者不詳
三井寺が 燃えて 流石の 平家の隆盛に 翳りが見えてきた。記述は やたら 細かく 死者の数は 一の位迄 記されている。偽書屋と言われた 幽霊 書き手を 真に受ける 御仁は 後を 絶たず かくて 白い紙に 書かれた 黒い字が 歴史であると 断罪する向きが 歴史を でっちあげた。どうでもいいことを しつこく こねくり回すのは 高齢者の 最後の愉しみかも しれないと 感じた。ならば どうするかは おしえられても わかりません。