尾崎は この物語の 骨組みと なるべきものは 琵琶法師などにより 伝えられてきたものから 採集されたのではないかと 立論する。琵琶法師の 語るところは いわば 速報された かわら版の ようなものとすれば 平家の 残党が 異を立てる余地は あったとしても おかしくは ないから 多くの 関係者が 口を挟み 次第に より 完成度が 高くなったとのは 不思議はないと 感じた。
尾崎士郎さんは、琵琶の師匠との出会いが、平家物語を現代語訳するきっかけになったと書いている。 人との出会いは、大事なんだと、思った。