「魂魄分離」の感想
魂魄分離
こんぱくぶんり

森於菟

分量:約7
書き出し:明代末葉のころらしい。江西省南昌府の城門外数里の地に北蘭寺という古刹があった。数名の若者がその寺内にいくつかの房を借り、進士となるのを目的として科挙に応ずる準備の読書をしていた。その中で魏生と張生とは気の合う所があったので、互いに何事も打ち明け、年長の魏生は張生を弟のごとくいたわり、張生はまた魏生を兄のごとく敬って、その交情は僚友もうらやむほどであった。秋の初めごろ魏生はそこから余り遠くない郷里に...