「晩夏」の感想
晩夏
ばんか

木下夕爾

分量:約0
書き出し:停車場のプラットホームに南瓜《かぼちや》の蔓《つる》が匍《は》いのぼる閉された花の扉《と》のすきまからてんとう虫が外を見ている軽便車が来た誰も乗らない誰も下りない柵《さく》のそばの黍《きび》の葉つぱに若い切符きりがちよつと鋏《はさみ》を入れる底本:「日本の詩歌26近代詩集」中央公論社1970(昭和45)年4月15日初版発行1979(昭和54)年11月20日新訂版発行入力:hitsuji校正:きりん...
更新日: 2024/01/28
58c7300522d0さんの感想

最後の行、若い切符切りが黍の葉に鋏を入れる……ところがたまらなく好きだ。

更新日: 2022/08/07
阿波のケンさんさんの感想

田舎の駅に生えたカボチャのツルに晩夏を想像させる。