「誤植」の感想
誤植
ごしょく

生田春月

分量:約0
書き出し:我が生涯《しやうがい》はあはれなる夢、我れは世界の頁《ページ》の上の一つの誤植なりき。我れはいかに空《むな》しく世界の著者にその正誤《しやうご》をば求めけん。されど誰か否《いな》と云ひ得ん、この世界自らもまたあやまれる、無益なる書物なるを。底本:「日本の詩歌26近代詩集」中央公論社1970(昭和45)年4月15日初版発行1979(昭和54)年11月20日新訂版発行底本の親本:「霊魂の秋」新潮社19...
更新日: 2022/05/24
cdd6f53e9284さんの感想

わが生涯の痛恨の誤植、会議の速記録を原稿に起こしていた際、 「下田街道」とあったので、疑いもなく、そのまま「下田街道」と筆写した。 後日、正しくは、「下高井戸」だったと判明し、始末書を書かされた。 「下田街道」なるものが実際にあるのかどうか、考えるだけでも腹が立つので、今日に至るまで調べていない。 当然だ。