生田春月
自分という意識は、かつて無かった。 気がつくと、この世界に生きていた。 死んで、再び無になる。 無は、何の感覚もない天国である。 この世の生が地獄である人にとっては、誠に、地獄の先には天国が待っている。
滅亡の先に安楽を見るのか
滅亡の喜び、新た世界への始まりですよ。
この境地、喜びなのだろうか? 哀しくなった。