「滅亡の喜び」の感想
滅亡の喜び
めつぼうのよろこび

生田春月

分量:約1
書き出し:一我が肢《し》は甘くたるみて痛む頭《かしら》もこゝろよし、この頭くらく、めくるめくとき、失ひし楽園は幻に見ゆ。二手はふるひ、足はよろめくさながら、酔ひどれが家路へかへるにも似て、地獄の門に倒れ入らん。三滅びよ、滅びよ、いとしき我が身、急げよ、たのしき地獄の門へ。すべてのものゝ存在せざる其処《そこ》にこそ我が失ひし楽園はあれ。底本:「日本の詩歌26近代詩集」中央公論社1970(昭和45)年4月15日...
更新日: 2023/10/21
ひとりのにんげんさんの感想

自分という意識は、かつて無かった。 気がつくと、この世界に生きていた。 死んで、再び無になる。 無は、何の感覚もない天国である。 この世の生が地獄である人にとっては、誠に、地獄の先には天国が待っている。

更新日: 2023/08/13
8eb05d040692さんの感想

滅亡の先に安楽を見るのか

更新日: 2023/07/26
b4b7a2566d21さんの感想

滅亡の喜び、新た世界への始まりですよ。

更新日: 2023/05/22
ネモフィラさんの感想

この境地、喜びなのだろうか? 哀しくなった。