「宇宙の二大星流」の感想
宇宙の二大星流
うちゅうのにだいせいりゅう
初出:「東京朝日新聞」1907(明治40)年12月14日

寺田寅彦

分量:約6
書き出し:我邦《わがくに》のような湿気の多い土地では、空が本当によく晴れ切って天《あま》の河原《かわら》の砂も拾えそうな夜は年中でわずかしかない。先ず十二月から正月へかけて二ヶ月くらいなものであろう。天文学者はこの機を利用して観測に耽り、詩人宗教家はこの間に星月夜の美観を唱い造化の偉大を頌《たた》える事が出来る。それで時節柄天体の運動に関する最新の大発見をちょっとここで読者に御紹介しておきたい。小学校や中学...
更新日: 2024/05/06
19双之川喜41さんの感想

 一群の星は リーラ星座より 発してくるものと 北点 カメロパルダリス星座より 発してくるものとに 大別されるようだ。動いているものが なにゆえ 止まっているように 見受けられるかの 寺田先生の 汽船に 擬(たと)えての ひもときは わかりやすいと 感じた。