古い言葉が多くて虫食いみたいに所々わからなかったけど、それでも良秀の娘を焼かれた、けどこれでやっと絵にできる。という凄まじい感情が伝わってきた。 それにしても娘は特に悪いことをしてないだろうにかわいそうだ。
地獄變の 屏風が 仕上がると 良秀は 御邸に それを 持ってでた。次の夜 自室の 梁に 縄を掛け 縊死してしまう。一度ならず 二度までも 二つの 命が 飲み込まれた 屏風の 姿は 制作裏話を 知る人が 絶えても 長く 残るで あろうと 想った。
学生時代以来の芥川龍之介。 おもしろかったです。 描写も映画のごとく目に浮かびあがってくるようでした。