「無線電信の近状」の感想
無線電信の近状
むせんでんしんのきんじょう
初出:「東京朝日新聞」1907(明治40)年9月17日

寺田寅彦

分量:約6
書き出し:無線電信というものは一体どうして出来るものかという事は今ここで喋々《ちょうちょう》せずともの事であるが、順序として一応簡単に云ってみれば、発信所で一つ大きな電気の火花を飛ばすとその周囲より空間全体に瀰漫《びまん》するエーテルに一種の波動を起し、この波動はエーテルを伝わって八方に拡がる。その有様は丁度静かな池の面に一つの石を投げ込んだ時、そこから起った波が次第に大きな輪となって拡がって行くようなもの...
更新日: 2024/05/06
19双之川喜41さんの感想

 最後の 行に 「交番電流」なるものが 記されている。何を 意味しているのだろうか。私は 素人無線技士の 三級と四級の 資格保持者であるけど 頭を捻っても 訳が 判らない。校正を くぐり抜けたのだから 原文ママなのかもしれない。重箱の 隅を 突っつくのは 本意ではないけど 見逃されて しまっていることに 驚く。まあ いいか。 

更新日: 2022/01/19
e658d00a2cd8さんの感想

こんな時代もあったんだなあとただ頷きながら読み進めたが、とても参考になったものではないなと。それは専攻でもなければ使う機会のない分野の話だったからというわけで、それと同時に当時読んだ人間はどんなことを思いながら読んでいたかの方が気になった次第です。