「ムーア灯」の感想
ムーア灯
ムーアとう
初出:「東京朝日新聞」1907(明治40)年10月1日

寺田寅彦

分量:約4
書き出し:一個の電灯の長さ数十尺より二百尺に達すると聞いては誰しも驚かぬ人はあるまい。この驚くべく長い管で出来た電灯は、その発明者ディー・マクファーラン・ムーアの名に依ってムーア灯と名づけられている。始めてこの灯が世に出たのは既に十余年の昔であるが、その後だんだんに改良を加え、漸く実用に適するようになったのは昨今の事である。近頃英国で著名の某大旅館にこれを点じたため、急に世間の注意を引く事となった。こんなに...
更新日: 2022/04/16
7d86d5fa9a0bさんの感想

月並みの表現ではありますが、やはり全てを照らし、それを維持するには多大なエネルギーが必要なのですね 暗闇を怖がらず、それでも照らしていかなくてはならない我が人生 生きるって難しいですね

更新日: 2022/04/16
cdd6f53e9284さんの感想

網走の流氷硝子館では、破棄された蛍光灯を素材にして、流氷、雪、氷など、自然が生み出す美しい形状を表現している。 蛍光灯は、まだ死んでない。 そこで一句、 無為徒食 半年延ばす あと五点 (ジゴロ室圭)

更新日: 2022/04/15
8b2723a74c9bさんの感想

おそらくネオン管のような照明灯の紹介文だと思うが、明治末期に電球よりも長寿命(だがコスト高)な方式が生まれていた事を改めて知った。