「三拍子」の感想
三拍子
さんびょうし

中野鈴子

分量:約1
書き出し:夜中の十二時頃、おくさんが寝室からのぞくもう寝ていいですよ足も頭も出てしまう夜具見たこともない短いふとんの中へたおれるように夜中に、二、三度はね起きはなれた部屋まで時計を見にゆき広いエンガワ広いタタミ掃除めしたき赤ん坊を背中にくくり破れたふとんを片っ端から解いて洗って綿を入れ縫いはじめては手をはなし買い物に走り洗い物は朝と晩五本のサオにいっぱい光がななめにとどく台所の調理台の片隅に踏台に腰かけおは...
更新日: 2024/12/31
65c8aadc88adさんの感想

双喜 子がない 亭主がない 田舎出 これが 奥様に 言わせると 三拍子揃い。時を知るのに 別室まで 何回も 行ってみなければならない。昔は よくあった 苛酷な 住み込み お手伝いさんの 嘆きである。