雙之川喜1941 館長さんは 国会図書館を 訪ねてくれる 女優さんが いないと 言われるけど そもそも 私たちの 選良かもしれない 議員のために 個室を ふくめて つくったけど この素晴らしい 国会図書館を とことん 活用する 国会議員にしても 滅多に 見当たらないときく。われわれの 選良は こんなものである。報道関係者なども 図書館には 入館したことすら 皆無なのが 当たり前で そんなひまが あったら 麻雀に うつつを抜かす のである。 淡島さん 森繁久彌さんも 時代を 画する 名俳優達 だった。一流が 一流を 贔屓する。良いですねえ。
淡島千景さんかぁ!現代とは違い昔はこれぞ女優というかたがいらっしゃいましたね。
原節子はともかく、小津安二郎監督のお気に入りの女優の一人として、ぜひ挙げておかなければならない女優が、淡島千景だ。 1950年代の彼女の目を見張るばかりの美しくさをみれば、小津安二郎監督の彼女への執着も頷かれる。 成熟した女性の艶かしさを、誰よりも本人自身が十分に承知していて、それを自分でも上手に操ることができる女性像が小津好みの女優だったと思う。 少なくとも、みずからの「女性」性や肉体に対して過剰かつナーバスに反応し、動揺してしまうような女性や女優には、正直、どう対処すればいいのか小津監督は分からなかったのではないかと思う、特に「東京暮色」などを見ると、尚更そう感じさせられる。 巷間では「東京暮色」は小津作品の失敗作品のひとつというのが、もっぱらの定説になっている。 ならば、小津監督の「早春」が淡島千景のベスト作品かというと、そうならないのが皮肉な話だ。 ここに書かれている姉さん女房を演じた「夫婦善哉」も世評が高く熱演だが、本人が納得できた演技だったかどうかというと、どうもそうには見えなかった。 自分としては、今井正監督の「にごりえ」をあげたい。 金に縛られ、どうにも身動きの取れない最下層の遊女の生と死を壮絶に演じたあの演技を忘れることができない。