「真説 石川五右衛門『後編』に期待す」の感想
真説 石川五右衛門『後編』に期待す
しんせつ いしかわごえもん『こうへん』にきたいす
初出:「新大阪 第一〇三〇号」1951(昭和26)年5月30日

坂口安吾

分量:約3
書き出し:檀君が五右衛門を書くために、はじめて大阪へたつという晩、私たちは銀座で酔っ払った。石川淳もいたようだ。新大阪の記者が檀君につきそっていたね。彼が汽車に乗りおくれないように監視するためであった。酔っ払う檀君と、それを監視しつつある記者君との滑稽な悪関係は、五右衛門が完結するまでひきつづいて行われる運命のようである。しかし檀君の監視者は新大阪の記者君だけではないのである。彼は年中誰かに監視されている。...
更新日: 2025/02/05
65c8aadc88adさんの感想

雙喜 その頃も 有名な 超売れっ子作家には 専属の 担当編集者が付いた。何本もの 連続小説を 抱えているのに 仕事はせずに 酒色に溺れ 斗酒 なお 辞せず 自慢が その世界では 尊敬された。五右衛門も ややあつめな 風呂の中で 呆れ返って いたかもしれないと 感じた。