最後男が臭くてゲロ吐いた? 恋した女の口から出たゲロの音はピアニストの男にとってどのように聞こえたのか。文明の利器によって人間が生み出した機械的な音に感動したのに対して女からでた生々しいゲロの音…。特にそれにたいしての感想はえがかれてないが多分最悪でしょうね。
作者の描写力を認めるが、他の感想投稿にもあるように、 思想がよく分からない。 童貞の音楽家は、女によって身が滅ぼされる望みを持っていたのだから、死を間近にして、その願いに肉薄した。 しかし、最後に見た彼女の顔が醜かった、ということは、一切が失望の中に終ることとなったのか?
何が言いたいのか解らぬ駄作
最後まで結末が予想できない感じだった。 タイトルを見てびっくりして、知っている著者さんだったので読んでみたが、まあまあ面白かったと思う。「童貞」というワードは最初に2回ほど出てくるのみであとは殆ど出てこない話のため、「なぜこれを題名にしたのだろう」と思ったが、 恐らく彼がただ1度乳母車を押すのを頼まれてやっただけの赤の他人かつ一応は犯罪者である女に恋をし、ここまで夢中になり、彼女を助けたいと思うほどになったその「恋愛初心者」感を、童貞、として表したのかな?と思った。
読み終わったけど、タイトルの意味が今ひとつわからなかった
面白かったけど、よくわかんなかった
なんか今一インパクトがない。
三点リーダーや片仮名の使い方など、現代でも読みやすい文章でした。 ドグラマグラに代表されるようなホラー系の作品のイメージが強い夢野久作ですが、こういうある意味「セカイ系」みたいな作品もあるんですね。 サルトルやそれに影響を受けた三島由紀夫は、最もエロティシズムなものは縛られた女性(主体性のないからこそ興奮する)と言っていましたが、この話にでてくる美女は主体性を失って体を主人公に委ねるのかと思いきや主体性がありましたね。 日本人の中にまだ生きている感性が生き生きと描かれていたと思います。
ふーん
童貞を恥じている男と色っぽい女殺人犯との刹那の出来事。