「ふたりのおばさん」の感想
ふたりのおばさん
ふたりのおばさん
初出:「銀河 第三卷・第一号 一月号」新潮社、1948(昭和23)年1月1日

室生犀星

分量:約12
書き出し:一カニと機械子どものくせにどうしてタカダのおばさんの家に、たびたび遊びに行ったかといえば、それはおばさんが話しぶりもやさしく子どものいやがるようなことをいわないからであった。子どものいやがることをいうおばさんは、いつもきまって意見がましくつべこべとしかるような調子で物をいうからである。タカダのおばさんの家はダイクさんだった。ダイクさんだったから坂の上に家を建てて住んでいたが、その家は妙な家で、坂の...
更新日: 2022/08/07
阿波のケンさんさんの感想

大人になると子供の頃の事を忘れるとある。そのとおりであるがお年寄りになると思い出す様になるのも本当だ。現に二人のおばさんの思い出を書いているのだから。